介護脱毛とは
自分が将来介護される立場になった際に、清拭や排せつ後のふき取りなどの世話で、介護者の負担を減らすために、あらかじめデリケートゾーン(Vライン、Iライン、Oライン)の毛の脱毛をしておくことです。また、おむつかぶれの予防にもなります。近年はNHKでも特集が組まれるほど注目されています。
介護脱毛を行う3つのメリット
1.炎症の予防
デリケートゾーンは、きれいに拭き取ったつもりでも排泄時の介助では、排泄物が残りがちです。
脱毛することにより排泄のケアがしやすくなるとともに、皮膚の炎症や感染症の予防につながります。
2.匂い対策
おむつを使う時、アンダーヘアが多いと、雑菌が増殖しやすく悪臭が出やすくなります。
介護脱毛を行うことでケアがしやすくなると同時に、匂いが軽減できます。
3.清潔さの保持
高齢の方は免疫力が低下している場合も多く、またオムツなどで菌の増殖が増えることで感染症のリスクが高まります。
感染症を避けるためには排泄介助やオムツ交換のとき、丁寧に清拭を行う必要がありますがアンダーヘアがあると思うように清拭できません。
介護脱毛をすると、介護する側がデリケートゾーンの状態をはっきりと確認できるので清潔さを保ちやすくなる効果があります。
【注意】白髪になると脱毛できません!
介護脱毛は歳をとってからでは遅すぎます。
光脱毛は、黒色や茶色(メラニン色素)に吸収される波長の光を照射して、毛根や周囲組織を破壊することで脱毛の効果を得るため、白い毛には反応せず脱毛効果はありません。
また、皮膚の水分量が多いほど脱毛効果が高まりますので、介護脱毛を希望される方は、白い毛が増える前に早めの脱毛をお薦めします。